グループ2からグループ4、そしてがんへ
胃カメラで採取してきた胃粘膜病変の診断に「グループ分類」がおこなわれます。
グループ1 正常
グループ2 腫瘍性か非腫瘍性か判断が難しい
グループ3 腺腫
グループ4 がんが疑わしい腫瘍
グループ5 がん
【70才代女性】
萎縮性胃炎のフォローアップとして胃カメラを受けています。
胃の出口付近(前庭部)に、小さな隆起がありました。特に悪性の印象は無かったのですが、念のために生検したところ、グループ2と診断されました。1か月後の再検査ではグループ4と診断されました。大学病院を受診して頂き、内視鏡治療が施行されました。結果は直径6mmの粘膜内癌でしたが、内視鏡治療で完治しています。
この方のように、グループ2と診断された時は、グループ1か3か5(奇数)になるまで必ず再検査するように気を付けています。