よもやま話(43) 「on & off」
仕事(オン)と趣味(オフ)を上手に切り替えることがスマートな時間の使い方というイメージがあります。しかし、私はこれが苦手です。勤務医の時はスキー場にいても、気が付いたら入院患者さんのことを考えていました。そこで、いっそのこと「オン」と「オフ」の境目のない生活が自分に合っているのでは?と考えた結果が開業でした。だから、どこまでが仕事で、どこからが趣味なのかわかりません。そんな自分が手本にしている人生の先輩が何人かいます。
その中の一人が庭師のGouさんです(年齢は私より年下ですが)。仕事のイメージを膨らませるために京都の古いお寺の庭を見学に行ってきたりされています。この京都旅行は仕事(オン)?遊び(オフ)?
昔、教授と一緒にギリシャに学会に行った時です。学会の合間に観光に出かけたのですが、教授はヒポクラテスの銅像とかメズーサの頭とか(肝硬変の時のお腹に出てくる血管もこう呼ばれています)を熱心に写真に撮っておられました。きっと、授業に使うのでしょうね。オフでも頭の中はオンなのです。
悪く言えば「仕事が趣味」と捉えられがちですが、それも幸せなことだと思います。
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