クリニック通信(31) 「がん地域連携パス」

先日、大学病院の主催の「がん地域連携パス」の説明会に参加してきました。
例えば、開業医でがんが見つかって、大学病院に紹介するとします。大学病院で手術してもらうと、退院後もそのまま大学病院に通院します。終末医療も大学病院で行なわれることも少なくありませんでした。
今回の「がん地域連携パス」の目的は、大学病院で手術が終わった後の通院や終末医療を開業医や中規模の病院も参加するというものです。

大学病院に通っていたのに、「近くの開業医で診てもらいなさい。」と言われると、患者さんは見捨てられたような気になりがちです。一方、大学病院を受診すると、些細な用件でも何時間も待たされてしまいます。
ところが、最初に、「あなたの主治医は大学病院だけではなく、地域に何人もの医師がいます。」と説明を受けておれば、担当医が変っても安心です。そして、その医師達が「パス」というカルテを共用していれば、治療や説明がチグハグになることもありません。
大学病院もより高度な医療に人と時間と費用を集中できます。私自身も大学病院に勤務していた頃、午後の検査中に外来にかかりつけの患者さんが風邪でおみえになり、随分待たせてしまった経験があります。看取るためだけの入院の時は、「本当に、大学病院でなければ出来ないことかなあ。」と疑問に感じていました。

この「がん地域連携パス」が上手く運用されるようになると、患者さんにも地域の医療機関にも安心感が生まれ、良いことだと思います。

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