クリニック通信(67)ヘリコバクター・ピロリ感染の治療について

胃がんや胃潰瘍の一つの原因とされ、悪者扱いされているピロリ菌。
これまでは「胃潰瘍」という診断がなければ、保険適用での除菌はできませんでした。
今年から、ピロリ菌に感染している胃炎の患者さんに、保険適用での除菌ができるようになりました。
日本人に多い胃がんが、この保険適応で激減するのではと予測されています。
ピロリ菌の感染は、主に子どもの頃、親が噛み砕いたものを子どもに与えたことが原因のようです。
ネット社会の現代においては、知識を持っている親も多く(虫歯菌も口移しで子どもに感染するなど)、ピロリ菌に感染している子どもは少ないようですが、50代以上の感染率は80%を超えるとされています。

では、どうしたらピロリ菌に感染しているのか調べられ、

どのような方法で除菌できるのか?

胃カメラを受け、胃の粘膜を採取します。(胃カメラは必須です。)
検査後1時間ほどで判定がでます。
ピロリ菌に感染していれば、除菌に進みます。
薬を1日2回、7日間飲みます。
4週間以上経過した後に、除菌できたかどうかを尿素呼気試験(吐く息での検査)します。
万が一除菌できていなかった場合、お薬を変えて二次除菌を行います。
二次除菌まで進んで、除菌できる確率は95%程度です。
中野胃腸クリニックでは、保険適応される前から、自由診療でピロリ菌の除菌を呼びかけ、ピロリ菌の除菌に力を入れてきました。
しかし、保険適応ではないため、どうしても検査やお薬の金額は高くなってしまいます。
今まで、自由診療でしか対応できなかった患者さんに、これからは積極的に除菌を勧めることができます。
少しでも多くの患者さんと出会い、日本人の胃がん患者さんが減ることに貢献できると自負しています。

高齢の方に多いピロリ菌ですが、若い方でも感染している場合、胃がんになる確率が高くなります。
若い人は、なかなか病院に行きません。一方、若い人のがんは進行が早いことがあります。
社会人として巣立つ前に、検査を勧められるのも親の愛情の一つではないでしょうか。

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