平成24年診療報告から(6) 大腸smがん

平成24年の1年間に13名の大腸がんの方がいらっしゃいました。そのうち3名smがんでした。

初期の大腸癌は内視鏡治療(ポリープ切除)で完治します。一方、進行した大腸がんは外科的手術が必要です。内視鏡治療か手術か、その境目になるのがsmがんです。smとは「粘膜下層」という意味です。この3名の方は、がん細胞が粘膜下層の深い所まで浸潤しており、手術が必要なsmがんでした。

全員、手術が無事成功したばかりか、幸いにもリンパ節転移がありませんでした。「大腸がん取扱規約」では、ステージⅠとなりますので、手術が終われば完治したことになります。

もし、smがんでリンパ節転移が1個でもあれば、ステージⅡを飛ばして一気にステージⅢとなりますので、手術後に抗がん剤の治療が必要になります。5年生存率にも差が出ます。

手術が終わって、すぐに社会復帰するのと、さらに半年〜1年間、抗がん剤の投与を受けるのでは雲泥の差があります。しかし、その差は僅か10分の数ミリメートルぐらいのがんの深達度の差なんです。

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