協会けんぽ その後(2)
協会けんぽの生活習慣病予防健診を始めて2年目になりました。現在、毎月6名の方の健診をおこなっています。予約が3,4カ月先まで入っている大変ありがたい状況です。先日、協会けんぽの健診として初めて胃がんが見つかりました。
【50代男性】
協会けんぽ健診のメニューとして胃カメラを受けてもらいました。自覚症状はありません。胃の出口付近(前庭部)に小さなびらんがありました。単発で不自然だなと思ったことと、粘膜面が「尖がっている」印象があったため、念のために生検しました。生検結果がグループ4であったため、大学病院で内視鏡治療を受けて頂きました。その結果、直径10mm大の粘膜内癌(早期の胃がん)で、内視鏡治療で完治しています。
一般に、健診の胃カメラは、「異常が無いことを確認する」という意味合いが強い検査です。しかし、ごくまれに、こうやって胃がんに遭遇することもあるわけですから、気を引き締めて胃カメラをやらないといけないと肝に銘じた次第です。