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中野胃腸クリニックBLOG » クリニック通信

Archive for the ‘クリニック通信’ Category

クリニック通信(65)  トイレットペーパー

日曜日, 11 月 18th, 2012

いつもお世話になります。当院の患者さん用のトイレはすべてトイレットペーパーのホルダーが2個あります。
これだと、安心して使って頂けると思います。
2個のトイレットペーパーのうち、1個が残り少なくなってきていたら、新しいロールを1個予備に置いていました。
しかし、これでは「紙が無くなったら、ご自身で交換してくださいね。」というメッセージになります。スタッフからの提案で、残り少なくなったトイレットペーパーは早めに新しいものに交換し、職員トイレで使うことにしました。

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クリニック通信(64)  「長引く咳の診断と治療」

金曜日, 11 月 9th, 2012

先日、上記タイトルの講演を拝聴してきました。会場は立ち見が出るほど盛況でした。

「咳」は外来を訪れる患者さんの最も多い症状だそうです。当院も「咳」症状の患者さんが多く、何かヒントになることがあればと、講演を聞きに出かけました。

咳込むとツライですね。まず、「長引く」という言葉をより正確に分類すると、
① 3週間以内:急性期 ほとんどが感染による咳です。
② 3~8週間:遷延期 感染症による咳が治りきっていない場合が多い。
③ 8週間以上:慢性期 感染による咳は少なく、喘息や肺がん、慢性気管支炎、逆流性食道炎に伴うもの、等さまざまな可能性があります。

クリニックを訪れてくださる患者さんは、ほとんどの場合、咳が出始めて数日で来院されます。1週間咳が続いたら、「長引いている」と表現されます。医学的には3週間ぐらいは急性の咳なのですね。

「咳喘息」による咳も度々問題になります。喘息を診断するためには、喘鳴の存在を確認することが必要です。聴診した際に、通常の呼吸状態で喘鳴が聞こえなければ、患者さんに大きく吸って強く長く息を吐いてもらうと、呼気の最後に「ピーッ」という喘鳴を聞き取れるそうです。講演の翌日、たまたま、咳の患者さんが来院されました。発熱もなく、痰も出ません。胸部X線も異常なく、「咳喘息」の可能性が疑われました。さっそく、講演で学んだことを実践すると、呼気の最後に小さな喘鳴が聞こえました。咳止めの処方以外に気管支拡張剤(喘息の薬)も追加しました。

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クリニック通信(63) 「感染性腸炎の講演」

日曜日, 10 月 21st, 2012

今回の講演は、琉球大学医学部の先生のお話でした。沖縄ならではの感染症の講義を受けることが出来ました。

amoeba1アメーバ性腸炎の治療は、フラジールを1日6錠、10日間飲むのが一般的ですが、これまでは、保険適応がなく困っていました。今年(2012年)から『公知申請』という特例措置で、フラジールがトリコモナス膣炎やヘリコバクターピロリ感染症以外の感染症に使用できるようになったことを講演で知りました。

その翌日、まるで示し合わせたかのようにクリニックで「アメーバ性腸炎」の患者さんが来院されました。さっそく、フラジールを処方しました。何という偶然でしょう!

それにしても、当院で3人目の赤痢アメーバ性腸炎です。確実に日本で増えている印象です。アメーバは嚢子(卵)の状態で野菜に付着しています。洗っただけでは完全には取り除けないのです。嚢子の付いた生野菜を食べると、腸の中で成虫に発育し、腸粘膜に住み着きます。生野菜を食べる時は、国産の野菜を買って、自宅で調理することをお勧めします。

【おまけ】
演者の先生は63歳でした。私があと10年たったら迎える年齢です。63歳でも、大学病院でバリバリ大腸カメラをされているとのことで私も勇気づけられました。

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クリニック通信(62)  メディカルオンライン

月曜日, 10 月 15th, 2012

pc4勤務医の時は医学書や医学雑誌には書いていないことで、もう少し詳しく知りたい時やもっと新しい知識を得たい時は、医局に「医学中央雑誌」という日本語の文献に関しては万全な文献検索ソフトがありましたので、いつでも、簡単に調べることが出来ました。しかし、開院して環境が変わり、文献検索が出来ない状況に幾分不自由を感じていました。

最近、何か拍子に「メディカルオンライン」という文献検索サービスの存在を知りました。コスト的にもリーズナブルな料金設定でしたので、早速、契約しました。使ってみると、やっぱり、グーグルやヤフーでおこなう検索とは比較にならない専門的な情報が得られます。病気のこと、治療のこと、などなど。文献検索し、その論文を読むことで判らないこと、曖昧なことをより正確な知識として身につけられると思います。

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クリニック通信(61) 「相談と報告」

金曜日, 9 月 7th, 2012

【画像診断】
CT検査を近くの総合病院にお願いすると、画像を取り込んだCD-Rと放射線科医の診断書(説明文)が送られてきます。その結果によっては、さらに他の病院で手術になることがあります。そのような時は、手術の結果をCTの診断をしてくださった放射線科の先生に報告します。そうすることで、放射線科の先生も安心されると思うからです。

【病理診断】
内視鏡検査で採取した胃や大腸の病変の病理診断(顕微鏡で組織を見て診断すること)を検査会社に依頼する際は、いつも同じ先生を指名しています。開院当初は、先生の指定はしていなかったのですが、早期の大腸がん診断の時に、「ガイドライン」に則って、詳細なレポートを頂けた先生がおられたので、以来、その先生にお願いしています。その方が、病理の先生も一生懸命みてくださると思うからです。

【内視鏡診断】
内視鏡検査で、普段経験しないようなまれな病変を見つけた時は、同じ消化器内視鏡を専門にしている先生の意見を聞いています。内視鏡写真をメールに貼付して送るので、詳しい返事をもらえます。もちろん、その後の経過は報告します。

このように、周りの先生方の協力を得て、出来るだけ正確な診療をおこなうようにしています。その際、相談を受けた先生方が納得して頂けるような報告をすることを心掛けています。

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クリニック通信(60) 「絶対お薦め!重粒子線がん治療」

金曜日, 8 月 31st, 2012

来春(H25年春)佐賀県鳥栖市に「九州国際重粒子線がん治療センター」が開院されます。今回はそのセンター長の先生の講演を拝聴してきました。

e9878de7b292e5ad90e7b79aまず、最初に、放射線治療の誤ったイメージを払拭する必要があります。がんの治療といえば「手術」が思い浮かびます。手術出来ない場合に、やむを得ず、抗がん剤や放射線治療を選択すると思いがちです。しかし、そうではないのです。早期のがんに放射線治療をおこなうと、再発率や余命は手術と同等の効果が得られるのです。

これまでの放射線治療で使われてきたX線やガンマ線は、体の表面で放射線量が最大となり、体内に進むにつれて減少します。そのために、体の深い所にあるがんにダメージを与えるためには、その手前の臓器により大きなダメージを与えてしまっていました。
一方、粒子線(陽子線や重粒子線)は一定の深さで放射線量をピークにすることが可能です(ブラックピーク)。そのために、ピンポイントでがんにダメージを与えることが出来るのです。
1回の照射で大きな効果が得られますので、その結果、治療の回数が少なく済みます。例えば、前立腺がんにX線治療をした場合、5回/週、8週間(合計40回)を要しますが、重粒子線では、4回/週、4週間(合計16回)で済みます。

勤務医だった頃、食道がんの患者さんにX線治療をおこなうと、胸の皮膚が黒ずみ、背骨に放射線が当たらないように斜めに照射しても、骨髄抑制(白血球減少)を来し、治療を中断せざるを得なくなることがありました。また、「放射線酔い」と言われる気分不良の訴えにも度々悩まされました。
重粒子線治療では、これらの副作用がほとんどありません。

もし、あなたやあなたの身近な方ががんになった場合、もう子供をつくる予定がないのであれば、重粒子線治療を選択肢の一つに考えてみてください。私は、「第1選択」に考えます。人間の体に不要な臓器はひとつもないのですから。

【参考までに】
粒子線がん治療は胃がん、大腸がんには使えません。治療によって胃や腸が破れてしまうからです。対象となるがんは、頭頚部、中枢神経、肺(非小細胞がん)、肝臓、前立腺、子宮、すい臓、骨軟部、食道、直腸(再発)などです。

粒子線がん治療は保険が効きません。約300万円の自己負担が必要となります。がん保険に「先進医療の特約」を付けることをお勧めします。

重粒子線と陽子線を比較すると、重粒子線の方が、より鋭いブラックピークを得ることが出来ますので、がん細胞を殺傷する能力は2~3倍大きいと考えられています。
(指宿市:陽子線、鳥栖市:重粒子線)

粒子線治療施設は現在、日本に10数か所ありますが、東京や大阪の大都市にはありません。九州でも鹿児島県(指宿市)と佐賀県(鳥栖市)の2か所で、九州で一番の都会である福岡市にはありません。どうしてなのでしょう? 人口密集地には作れない何か事情があるのでしょうか。

なぜ日本人はがんと言うと手術を連想してしまうのか。日本は世界的にも胃がんの多い国です。胃がんは手術が必要ですから、そのイメージが先行したためかもしれません。

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クリニック通信(59) 「自己免疫性肝炎の講演」  

火曜日, 8 月 14th, 2012

先日、自己免疫性肝炎の講演を拝聴してきました。
肝炎といえば、「B型肝炎」や「C型肝炎」がイメージされると思いますが、肝炎の2%程度は「自己免疫性肝炎」です。

例えば、高脂血症の治療薬(スタチン)を飲んでいて肝障害が出ることがありますが、普通は「薬剤性肝障害」と判断されます。しかし、薬を止めても肝障害が続く場合は、スタチン誘発の自己免疫性肝炎の可能性があります。

非アルコール性脂肪性肝炎NASH(脂肪肝)で抗核抗体が陽性の場合は、自己免疫性肝炎が隠れている可能性があります。

原発性胆汁性肝硬変症(PBC)と自己免疫性肝炎はたびたびオーバーラップしますので、診断の際に注意が必要です。

自己免疫性肝炎の10%程度が再燃しますが、IgGに注意しておけば、早めに察知できます。

自己免疫性肝炎の5%に肝臓がんが発症します。「B型肝炎」や「C型肝炎」でなくとも、定期的なチェックは必要です。

当院にも数名の自己免疫性肝炎の方が通院して頂いています。今回の講演を機会に、もう一度、診療内容をチェックしてみます。

【余談】
演者の先生の医局は消化器病と膠原病を専門にしておられます。自己免疫性肝炎はまさにこの両方の分野にまたがる病気です。やっぱり、教授になる先生は目のつけ所が素晴らしいですね。

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クリニック通信(58) 「浴衣」

木曜日, 7 月 12th, 2012

今日、朝起きたら、セミが鳴きだしていました。
もう、夏ですね。
中野胃腸クリニックでは、夏の間、水曜日と土曜日のみ受付が浴衣姿で患者様に対応いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリニック通信(57)  開院3周年を迎えて

水曜日, 7 月 11th, 2012

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「石の上にも3年」と申しますが、何事も3年というのはひとつの区切りの期間と思います。早いもので、当院も今年7月で丸3年が経ちました。この間、沢山の方に当院をご利用頂き、本当に有難うございました。

生活習慣病で定期的に当院を受診して下さる皆さんには、日々、感謝の気持ちでいっぱいです。1年ぶりとか2年ぶりに、ひょっこり受診して下さる方にも感謝しています。体調を崩した時に、当院のことを思い出してくださったのだから、嬉しい限りです。

これまでの3年間の経験から、今後のクリニックの展望を次のように考えています。

① 胃カメラと大腸カメラがスムーズに受けることが出来る。検査が楽に短時間で終わる。大腸ポリープ切除を安全におこなう。
このことは、開院以来、私がクリニックの中心に据えて考えてきたことです。そう出来るように、スタッフの指導や内視鏡機器の充実を継続していきたいと思います。そして、何よりも私自身が技量を高め、知見を広げていく努力を続けていきます。

② 健康相談の窓口として幅広く対応する所存です。専門分野にとらわれることなく、ちょっと聞いてみたいことが気軽に話せるクリニックを目指します。

③ 待ち時間の短いクリニックを目指します。最近、曜日や時間帯によっては、ある程度待って頂くことがあります。ストレスなく待てる時間はせいぜい30分と考えています。そのために外来のシステムを工夫し改善していきます。

今後とも、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

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クリニック通信(56) 「診療のスタイル」

火曜日, 6 月 19th, 2012

患者さんを診察室にご案内する時、私が待合室に顔を出して、お名前を呼ぶようにしています。その患者さんとアイコンタクトが取れれば、先に診察室に戻り、スタッフと一緒にお迎えしています。

診察を受ける時、特に初めての場合は、「どんな先生なのかな」という不安が大きいと思います。患者さんが待合室で私の姿を見てくださっていれば、診察室に入る際の無用な不安は減ると思い続けています。

再診の方には、出来るだけ、その方に向かってお名前を呼ぶようにしていますが、顔と名前を覚えるは案外難しいものです。間違えたらごめんなさい。

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